キャットフードが原因?猫の食物アレルギーとは
最近、猫の食物アレルギーが増えてきています。これはキャットフードに含まれる穀物やタンパク質などが原因で、顔や首まわりが赤くなったり、かゆみ・下痢などの症状が出るものです。そんなキャットフードによる猫の食物アレルギーの原因と対策についてまとめました。
猫の食物アレルギーの原因は?
食物アレルギーは、普段猫が食べているキャットフードが原因で引き起こされます。一般的なキャットフードの主な材料はタンパク質や穀物ですが、免疫力の低下などをきっかけに発症すると言われています。
食物アレルギーの原因となる食材とは?
これはドイツ・ミュンヘンにあるルートヴィヒ・マクシミリアン大学のチームがまとめた、アレルギーを起こしやすい食材リストの調査結果です。
牛肉 | 18% |
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魚 | 17% |
鶏肉 | 5% |
小麦 | 4% |
とうもろこし | 4% |
乳製品 | 4% |
ラム肉 | 3% |
すべての猫に当てはまるわけでははないものの、タンパク質http://wildlife-gardening.com/tannpakusitu.html、穀物、乳の順にアレルギーが出やすい傾向があることがわかります。
猫は本来肉食動物であり、タンパク質100%の食事が自然な状態です。 そのため、小麦やとうもろこしなどの穀物をうまく消化吸収することができません。その状態で長期間同じフードを食べ続けることで、肝臓や腎臓に負担がかかり、免疫力が低下してアレルギーを発症してしまうことがあるのです。このほか、キャットフードに含まれている合成添加物が原因の場合もあります。
アレルゲンの特定には、病院で検査を受けたり、これまで与えたフードから共通する食材を導き出すという方法があります。しかし、特定の食材だけを長期間与えないようにして確かめるのは膨大な時間と手間がかかるもの。アレルゲンの特定は、現実的には非常に困難だと言えます。
食物アレルギーによる症状はどんなもの?
食物アレルギーの主な症状には、かゆみ、皮膚炎、下痢やおう吐などがあります。食事をしてから数時間後にこれらの症状が見られた場合は、食物アレルギーを疑いましょう。
食物アレルギーの対処方法は?
食物アレルギーを発症した場合、それまで与えていたフードをやめてアレルギー対応のフードに切り替える必要があります。アレルギーを引き起こしやすい食材を使っていないため安心です。
また、アレルギーの原因を具体的に特定できなくても、これまで食べていたフードに含まれていることは確かです。そのため、今まで食べたことがない食材を使用したフードを試してみるという方法もあります。ただし、原材料をよくチェックし、少しでもアレルギーが疑われる食材が使われている場合は与えないようにしましょう。
食物アレルギーと上手に付き合おう
猫の食物アレルギーは、発症してしまえば治ることはありません。そのため、飼い主が猫の様子を日々チェックしながら対処していく必要があります。適切な食事管理で、大切な愛猫の健康を守っていきたいですね。
(参考)
https://www.ame-today.com/22.html